読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

永久の幸福

福寿草子のゆるふわ脳内

悪事をするには、自分一人でやるのがいちばんです

 時々、躁状態になる。躁状態というか、トランス状態というか、まあ名前なんてどうだっていいのだけれど、不意に情動のトリガーが外れて制御不能になる状態。親と話さなくなった中三から起こり始め、そこからずっと躁鬱担当でやってきたものの、社会的によろしくないことは重々承知なので大学入学と同時にぴたりとやめた。とはいえその発作みたいなものは恐らくなにかの発散だったに違いなく、カタルシスもままならず抑圧に抑圧を重ねどんどん精神のバランスを崩していった私は一年生の十月に晴れて精神科通い、ヤブ医者に捕まり薬漬けにされることとなる。
 感情の最大出力には依存性がある。なによりも気持ちよく、どきどきして、気が昂ぶる。生きていることを実感できる。今まで私は死んでいたんじゃないかというくらい、感情を自覚し、生を感じられる。だからこそやめられないし、感情が抑圧されているとき、生きている実感がなく死んだ方がましだと思う。
 その、感覚をついこの前思い出して、どうして突然再発したのかを考えた。あるいはどうしてこの数ヶ月間抑えられていたのかを。それは結局他人に依る、という社会性のある話で、他者の倫理は時に私を安定させもする、という希望の持てる話なのですが、それはまた次回。