永久の幸福

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弁証法的行動療法(DBT)の話をします。

弁証法的行動療法 実践トレーニングブック‐自分の感情とよりうまくつきあってゆくために‐

弁証法的行動療法 実践トレーニングブック‐自分の感情とよりうまくつきあってゆくために‐

  • 作者: Matthew McKay,Jeffrey C.Wood,Jeffrey Brantley,遊佐安一郎,荒井まゆみ
  • 出版社/メーカー: 星和書店
  • 発売日: 2011/06/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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この本のことはかなり前から知っていました。かつてのメンヘラツイッタラーたちが線を引いてノートをとってTwitterに上げていたものです。またこの本かどうかは知りませんが先輩がDBTの本を読んで実践してボダが改善したと言っていましたね。とにかく効果がありそう、というのが以前からの印象でした。ではなぜこれを読んでさっさとメンヘラを治さなかったのかというと、だってそんなことしてメンヘラが完治してしまっては大変じゃないですか。わたしにずっとあったのはたぶん自己否定感でした。メンヘラをやめたらわたしにはなんの個性も残らない。でもメンヘラである限り一生だれにも愛されない。結局これらはメンヘラであってもなくても「わたしには価値がない」ということを言っているのですが、メンヘラであれば人の気を引けるし、だれにも愛されないのを自分のメンヘラのせいにできる。それに刺激のない生活はつまらないんです。自分のからだが、感情が、制御できずにこぼれ落ちていくような感覚は率直に言って気持ちいいんです。というわけでわたしはメンヘラだったし、メンヘラをやめようとしているメンヘラでした(なにしろメンヘラというのは外聞が悪いから開き直らない方がいいし、治そうとするそぶりをするのもまたドラマなのです)。この本を手に取り、おとなしく机に向かってノートを書いているとき、わたしは、自分のメンヘラがすこしずつ解体されていくのを感じました。惜しいような気もしたけれど、まあ、十分堪能したしなあ、とページをめくりました。<おわり>